リマには深夜到着。
驚いたのは入管審査。
審査ブースの前にボタンがあり、
職員に言われるまま押すと青いランプが点灯。
そしたらなんとそのまま入管は素通り。
つまりボタンはくじ引きで、当たりの人は入管審査なし!
なんてアバウトな…。日本なら絶対ありえない。
しかもイラク開戦が間近に噂されるこの時期。お国柄だろうか。 ちなみに広井さんは赤だったので、結局外で待つことに。
車イス乗ってる広井さんより、よっぽど怪しい人が素通りしてるのに…。至極公平?
外は涼しく、熱帯の気配はない。
迎えに来てくれたマリアとビクトールは
すぐに見つけられた。
2人は東大和に住む友達(在日ペルー人)の両親で
今回、リマでの案内役を買って出てくれていた。
マリアはラテンの女性のイメージそのまま。
感情表現豊かでよく喋る。
ビクトールはインディオの男性のイメージそのまま。
寡黙で穏やかに笑っている。
ビクトールの車でホテルに向かい、無事到着。
いや~、南米、遠かった。
早速次の日からリマでお買い物。
目的の品は消毒用の生理食塩水とビデオだ。
水は重いから、
ビデオはリマで安い店があるらしいからという理由で
もともと現地調達のつもりだった。
リマは想像以上に都会だった。街並みは西洋風で
場所によっては相当おしゃれ。
ファーストフードにも困らない。
あまり豊かでない国と聞いていたので、少し驚く。
私達はまずイラオカという大型電気店に行った。
これまた想像以上に品数豊富だったが
商品は型遅れが多く、値段もあまり安くない。
「安い店あるって聞いたんだけど?」
とビクトールに頼んで
次に行ったのが「コントラバンド」。
盗品も売られる市場らしく、
賑やかで、当然とても治安が悪そうな場所。
ただでも旅行者は浮く。
その上日本では気づかなかったが、
よく考えたら車イスは結構金目の物。
しかも隠しようが無い。
熱い視線を感じる…。
↓ホテル近辺のちょっと高級な地区
無事ビデオを買い外に出て、
なんだ取り越し苦労かと思いつつ、
ふと見るとビクトールのお尻にふくらみが。
「これ何?」って聞くと
ニッと笑い「バーン」って口真似。
えっと、もしかするとそれは銃…?
つづく・・・